辞典 / 神話

カリストの神話


視点: 神話 / 西洋占星術
テーマ: ギリシャ神話

概要

カリストは、ギリシャ神話に登場するアルカディアのニンフ(あるいはアルカディア王リュカオンの娘)。ゼウス(ゼウス)に見初められて子(アルカス)をもうけたことがもとで熊()に姿を変えられ、後に星座「大熊座」になったとされる変身神話。

ティツィアーノ『ディアナとカリスト』(クンストヒストリシェス美術館、1556年-1559年頃)
ティツィアーノ『ディアナとカリスト』(クンストヒストリシェス美術館、1556年-1559年頃)。カリストの妊娠が女神ディアナ(アルテミス)に露見する場面。Public domain, via Wikimedia Commons

各伝統における意味

ギリシャ神話(異伝の並立)

古典文献の間で細部が異なる複数の異伝が伝わる。有力な異伝の一つでは、狩猟の女神アルテミス(アルテミス)に仕え貞潔を誓っていたカリストが、アルテミスに変装したゼウスに欺かれて身ごもったことが発覚し、貞潔の誓いを破ったとしてアルテミス自身から罰せられ熊に変えられたとされる。別の異伝では、ゼウスの妻ヘラ(ヘラ)が夫の不義に嫉妬し、罰としてカリストを熊に変えたとされる。いずれの異伝でも、後にゼウスがカリストとその子アルカスを憐れみ、天に上げて星座(大熊座・小熊座)としたという結末で一致する。

文学

ローマの詩人オウィディウスの『変身物語』(『変身物語』)第2巻に、この神話の詳細な文学的記述がある。

文学

『変身物語』における記述は、ルネサンス以降の西洋絵画で本神話が主題として取り上げられる際の主要な典拠となった。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見