辞典 / 象徴

金貨(ペンタクル)


視点: 象徴 / タロット / 西洋魔術
テーマ: 図像学

概要

物質・実利・身体を象徴する円盤状の道具。タロットの小アルカナのスート「金貨(コイン、あるいはペンタクル)」の由来にもなっている。

ライダー・ウェイト・スミス版タロット『ペンタクルのエース』
パメラ・コールマン・スミス画『ペンタクルのエース』(ライダー・ウェイト・スミス版タロット、1909年)。Public domain, via Wikimedia Commons

語源

「ペンタクル(pentacle)」の語源は「五芒星(ペンタグラム)」と同根とする説があるが、タロットの本来のスート図像は硬貨(コイン)であり、五芒星の図像そのものとは別系統である点に注意が必要である。

歴史

初期のタロットデッキではこのスートは単純に「硬貨(コイン、デナリ)」として描かれたが、近代西洋秘教の文脈で「ペンタクル」という呼称・五芒星を伴う図像が定着した。

各伝統における意味

タロット

小アルカナのスート「金貨」は、伝統的に物質・実利・身体的な現実を表すとされる(体系ごとの詳細な意味づけは占星術・タロット内部の教説であり、今後個別に整理する)。

近代西洋儀式魔術

黄金の夜明け団以降の体系では、杖()・杯・剣・金貨の4つの道具が四元素(四元素)に対応づけられ、金貨は地()に配当される。

五芒星との混同に注意

「ペンタクル」という呼称は、儀式魔術の中心的シンボルである五芒星(五芒星(ペンタグラム)、ペンタグラム)と語源・図像の両面でしばしば結び付けて語られるが、タロットのスート象徴としての金貨(コイン)と、儀式魔術上の護符・シンボルとしての五芒星は、成立の系譜が異なる別個の図像である点に注意する必要がある。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

対応の発見

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