辞典 / 象徴


視点: 象徴 / 西洋占星術 / 錬金術 / 西洋魔術 / ヘルメス思想
テーマ: 西洋占星術

概要

地は、古代ギリシャの四元素説(四元素)を構成する四つの元素の一つ。アリストテレスの性質論では「冷・乾」の性質を持つとされ、安定・物質性・実用性・豊穣を象徴する。

四大元素の一つ「地」を女性像として擬人化した寓意画
レアンドロ・バッサーノ『地の寓意(Allegory of the Element Earth)』、1580年頃、ウォルターズ美術館所蔵。Public domain, via Wikimedia Commons

歴史

アリストテレスの体系化では、地は四元素中で最も重く、宇宙の中心(世界の最下方)に位置する元素とされた。四元素のうち唯一、大アルカナの中に単独で配当されるカードを持たない点は、他の三元素(火・風・水)とは異なる特徴として指摘される(詳細は下記参照)。

各伝統における意味

占星術

黄道十二宮のうち、牡牛座(牡牛座)・乙女座(乙女座)・山羊座(山羊座)の3サイン(「地の三区分(トリプリシティ)」と呼ばれる)が地に分類される。これら3サインは黄道上で120度ずつ離れて配置され、共通して実用性・安定志向・物質的な達成を特徴とすると説明される。

タロット・西洋魔術

タロットの小アルカナでは金貨(ペンタクル、金貨(ペンタクル))のスートが地に対応づけられる。大アルカナでは、ヘブライ文字の伝統的分類における「3母字」(アレフ=風=愚者、メム=水=吊るされた男、シン=火=審判)に地は含まれず、単独で地に配当される大アルカナカードは存在しない。ただし「世界」(世界)の図像の四隅には、地を含む四元素すべてを象徴する四つの生物が描かれる。錬金術・近代西洋儀式魔術の記号体系では、下向きの三角形に横線を加えた図形(三角形)が地を表す。

錬金術・エレメンタルの伝統

16世紀の医師・錬金術師パラケルススは、地の元素精霊として「ノーム(グノーム)」を挙げたとされる(本プロジェクトでは未作成)。これは古代ギリシャの四元素説そのものとは別の、近世に付加された民間伝承的な要素である点に注意が必要である。

哲学

アリストテレスの自然哲学では、地は四元素のうち最も重く、宇宙の中心へ向かう性質を持つとされた。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

文脈の発見

隣接の発見