概要
木は、成長・生命力・知識を象徴する西洋文化の基本的な図像モチーフ。聖書のエデンの園に登場する「善悪の知識の木」、および近代のルノルマンカードにおける図柄として、複数の伝統に登場する。
各伝統における意味
ユダヤ教・キリスト教
『創世記』(創世記)に登場するエデンの園には「善悪の知識の木」と「命の木」の2本の特別な木が生えているとされる。アダムとエヴァ(アダムとエヴァ)が蛇(蛇)に誘惑され、禁じられていた知識の木の実を食べたことが楽園追放の原因とされる。この「命の木」は、本プロジェクトが別途扱うカバラの「生命の木」(Etz Chaim)とは、名称は類似するが起源・体系を異にする別個の伝統である点に注意が必要である。
ルノルマンカード
36枚から成るルノルマンカード(ルノルマンカード)の図柄の一つ。健康・成長・持続的な発展を表すとされる。
関連ノード
- 創世記 — 知識の木・命の木が登場する文献
- 蛇 — 木の実をめぐる誘惑の場面に登場する存在
- アダムとエヴァ — 木の実を食べた当事者
- 庭 — 木が生い茂るとされる場所
- ルノルマンカード — 図柄の一つとして用いられる占術体系
生命の木から見た整理(任意)
本項は本プロジェクト独自の整理モデルであり、歴史的事実の記述ではない。カバラの「生命の木」(Theme「生命の木」を参照)は、本項が扱うエデンの園の「命の木」とは名称の類似にとどまる別個の体系である。
参考文献
- James L. Kugel, The Bible As It Was, Harvard University Press, 1997. — 聖書物語の古代における解釈史を扱う学術研究
- J.E. Cirlot, A Dictionary of Symbols, trans. Jack Sage, 2nd ed., Routledge, 1971. — 象徴図像学の標準的参照辞典
- Caitlín Matthews, Reading the Lenormand: A Practical Guide, Weiser Books, 2016. — ルノルマンカードの歴史的経緯を含む現代の実践的入門書