辞典 / 象徴


視点: 象徴 / 西洋占星術 / 錬金術 / 西洋魔術 / ヘルメス思想
テーマ: 西洋占星術

概要

風は、古代ギリシャの四元素説(四元素)を構成する四つの元素の一つ。アリストテレスの性質論では「熱・湿」の性質を持つとされ、知性・コミュニケーション・変化・自由を象徴する。

ジュゼッペ・アルチンボルド(帰属)『風』。無数の鳥の集積で構成された寓意的頭部像(16世紀)
ジュゼッペ・アルチンボルド(帰属)『風』(16世紀、個人蔵)。連作「四元素」の一枚で、原作は失われ本図はその模作とされる。Public domain, via Wikimedia Commons

歴史

アリストテレスの体系化では、風は火に次いで軽く、上方へ向かう性質を持つ元素とされた。

各伝統における意味

占星術

黄道十二宮のうち、双子座(双子座)・天秤座(天秤座)・水瓶座(水瓶座)の3サイン(「風の三区分(トリプリシティ)」と呼ばれる)が風に分類される。水瓶座は名称に「水」を含むが、伝統的な元素分類では「風」に属する点に注意が必要である(水瓶座ノードを参照)。これら3サインは黄道上で120度ずつ離れて配置され、共通して知性・社交性・客観性を特徴とすると説明される。

タロット・西洋魔術

タロットの小アルカナでは剣(ソード、)のスートが風に対応づけられる。大アルカナでは、ヘブライ文字の伝統的分類における「3母字」の一つアレフ(א)に配当される「愚者」(愚者)が風に分類される(詳細は四元素を参照)。錬金術・近代西洋儀式魔術の記号体系では、上向きの三角形に横線を加えた図形(三角形)が風を表す。

錬金術・エレメンタルの伝統

16世紀の医師・錬金術師パラケルススは、風の元素精霊として「シルフ」を挙げたとされる(本プロジェクトでは未作成)。これは古代ギリシャの四元素説そのものとは別の、近世に付加された民間伝承的な要素である点に注意が必要である。

哲学

アリストテレスの自然哲学では、風は熱と湿の性質を持ち、火と水の中間的な性質を担う元素として位置づけられた。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

文脈の発見

隣接の発見