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エリファス・レヴィ


視点: 西洋魔術 / タロット / カバラ / 歴史
テーマ: 西洋魔術

概要

エリファス・レヴィ(Éliphas Lévi、本名アルフォンス・ルイ・コンスタン、1810年-1875年)は、フランスの著述家。近代西洋オカルティズムの体系化に決定的な影響を与えた人物で、しばしば「近代オカルティズムの父」と評される。

エリファス・レヴィの肖像写真(1874年)
シャルル・ルヴェル撮影『エリファス・レヴィ』(1874年)。Public domain, via Wikimedia Commons

語源

「エリファス・レヴィ」は本名アルフォンス・ルイ・コンスタンのヘブライ語風の筆名(ヘブライ語名の音訳とされる)。

歴史

元カトリックの神学生であったが、聖職者の道を離れ、著述家として活動した。1854年に発表した『高等魔術の教理と祭儀』(Dogme et Rituel de la Haute Magie)で、カバラ・タロット・儀式魔術を統合的に論じ、以後の西洋オカルティズムの方向性に大きな影響を与えた。

各伝統における意味

タロットとカバラの対応づけ

レヴィは、タロットの大アルカナ22枚とヘブライ文字22文字を体系的に対応づける解釈を提示した最初期の著述家の一人とされる。この対応づけの具体的な組み合わせ自体はレヴィと後の黄金の夜明け団とで相違があるが、「タロット=カバラの図像的表現」という発想の骨格は、後の黄金の夜明け団(黄金の夜明け団)の体系に強い影響を与えた。

五芒星・バフォメット図像

レヴィは自著の中で、山羊の頭を持つ両性具有の人物像に五芒星を配した「バフォメット」(バフォメット)の図像を発表した。この図像は、後世のポピュラーカルチャーにおいて「逆五芒星=悪魔崇拝」という単純化されたイメージが広まる直接の起点の一つとなったとされる(五芒星(ペンタグラム)を参照)。レヴィ自身はこの図像を、対立するものの調和(善悪・男女・人と動物の統合)を表す哲学的象徴として提示しており、単純な「悪魔崇拝の象徴」として意図したものではない。

美術

上記のバフォメット像は、レヴィ自身の手による挿絵として広く流布した。

文学

『高等魔術の教理と祭儀』のほか、多数の著作を残した。

現代文化

「バフォメット」の図像は、現代のポピュラーカルチャーにおいてオカルト・悪魔崇拝を表す視覚的記号として広く(レヴィ自身の意図から離れた形で)流通している。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

由来の発見

隣接の発見