概要
太陽系最大の惑星であると同時に、西洋占星術における伝統的7惑星の一つ。拡大・成長・幸運を司るとされる。
語源
英語 Jupiter はローマ神話の最高神ユピテル(Jupiter)の名に由来する。
歴史
肉眼で観測できる惑星の中でも特に明るく、古代バビロニアの時代から重要な天体として記録されてきた。
各伝統における意味
占星術
現代の西洋占星術では拡大・成長・楽観性・幸運を表すとされる。この意味づけは占星術という実践体系内部の教説である。
ローマ・ギリシャ神話
ローマ神話の最高神ユピテルに由来し、ギリシャ神話の主神ゼウス(ゼウス)と同一視される。
黄道十二宮
伝統的な支配星(ルーラーシップ)の体系では、射手座(射手座)と魚座(魚座)の支配星とされる。近代占星術では魚座の支配星を海王星とする説もあるが、これは19世紀の海王星発見以降に加わった近代的な対応であり、伝統的な7惑星体系とは別系統の解釈である点に注意。
関連ノード
- ペンタクルの2 — デカン支配星として対応する小アルカナ数札
- ソードの4 — デカン支配星として対応する小アルカナ数札
- ソードの8 — デカン支配星として対応する小アルカナ数札
- カップの9 — デカン支配星として対応する小アルカナ数札
- ワンドの6 — デカン支配星として対応する小アルカナ数札
- 射手座 — 伝統的な支配星として
- 魚座 — 伝統的な支配星として
- ケセド — 生命の木における対応セフィラ
- 運命の輪 — ヘブライ文字の伝統的分類における配当先タロットカード
- ゼウス — ギリシャ神話における同一視先
- ヒソプ — 占星術的薬草学で対応づけられる植物
- サファイア — 占星術的宝石学で対応づけられる石
- ラピスラズリ — 占星術的宝石学で対応づけられる石
- タンポポ(ダンデライオン) — 占星術的薬草学で対応づけられる植物
- 手相 — 手のひらの「木星の丘」に配当される先
生命の木から見た整理(任意)
本項は本プロジェクト独自の整理モデルであり、歴史的事実の記述ではない。黄金の夜明け団の対応表では第4セフィラ「ケセド」に対応するとされる。
参考文献
- Nicholas Campion, A History of Western Astrology, Volume I: The Ancient and Classical Worlds, Continuum, 2008. — 古代〜古典期の西洋占星術史の標準的学術研究
- Nicholas Campion, A History of Western Astrology, Volume II: The Medieval and Modern Worlds, Continuum, 2009. — 中世〜近代の西洋占星術史の標準的学術研究
- Tamsyn Barton, Ancient Astrology, Routledge, 1994. — 古代ギリシャ・ローマにおける占星術の実践と理論の学術研究
- Israel Regardie, The Golden Dawn: A Complete Course in Practical Ceremonial Magic, 6th ed., Llewellyn Publications, 1989(初版1937-1940). — 黄金の夜明け団内部の対応表(セフィラ等)の一次資料